普段何気なく付けている方も多いカーテン。
実はいつもの生活の中で、重要な役割を担っていることはご存知でしょうか。
カーテンには暮らしを快適にする様々な機能・効果があり、カーテンを替えたり、工夫することで暮らしはもっと快適になります。
ここではそんなカーテンについてお伝えしたいと思います。
カーテンの持つ様々な効果を詳しく解説しています。
生活を変えるカーテンの力。
是非ご一読ください。
カーテンはこんなにもあなたの生活に影響を与えています
毎日何気なく開け閉めしているカーテンですが、ただの窓周りのインテリアアイテムではありません。
確かにテレビのように毎日刺激を与えるような派手なものではありません。
エアコンのように直接的に暮らしを快適にするものでもありません。
ですがカーテンはそっと皆さんの生活に寄り添っています。
例えば装飾効果。
カーテンはその部屋の「雰囲気」「イメージ」を大きく左右します。
カーテンを明るく華やかなものにすることで気分は高揚し、生活が明るくなるでしょう。
逆に暗く落ち着いたものにすることでリラックスできる室内環境になります。
また、見た目だけではなく、カーテンを保温効果、防寒効果の高いものにすることで、室内の気温を一定に保つ役割もあります。
室内も見えにくくなることから、防犯効果やプライバシーを守るのにも役立ちます。
そのほかにもカーテンの生地や素材、加工によって、様々な効果をもたらします。
カーテンが生活に与える影響は決して小さくありません。
決して単なる「インテリア」ではないのです。
カーテンの主な効果一覧
ここではカーテンの持つ効果を詳しく解説します。
それぞれの効果を最大限に発揮するカーテンに変えることで、自分にとって快適なお部屋に変えることができます。
装飾効果
一番わかりやすい効果がこの装飾効果です。
カーテンは部屋の中でも面積の大きいインテリアで、部屋の中のイメージを決める大きなアイテムの一つです。
おしゃれな部屋にしたいな、と思ったらまずはカーテンを替えてみましょう。
部屋のイメージを一気にがらりと変えることができます。
華やかでおしゃれにしたい、室内に光を取り入れて明るくしたい方は、白や柄のカーテン、清潔感のあるレースカーテンを選ぶことで部屋の雰囲気が一気に明るくなります。
逆にグレーやブルーなどの寒色系のカーテンを選ぶことで室内は静寂なイメージになり、気分を落ち着けて日々の疲れを癒す、リラックスできる環境にしてくれるでしょう。
こういったカーテンが与える部屋の印象は、当然その部屋に来たほかの方にも伝わります。
極端な話、カーテンを通して与える部屋の印象がそのままあなたのイメージになります。
華やかなカーテンを使っていればあなたを「明るい人・社交的な人」と思うでしょう。
ブルーやグレーを使っていれば「落ち着いた人・知性的な人」と思うでしょう。
汚れたままのカーテンを使っていると、当然だらしないと思われてしまうでしょう。
そんなにジロジロ見られるものではない、と思うかもしれませんが、カーテンは無意識に人の視界に入り、部屋やその部屋に住んでいる人のイメージを印象付けるアイテムなのです。
この装飾効果については、あなたのセンス、気分でお好きなものを選んでください。
プラスして機能が欲しい場合、裏地を付けたりすることで機能を高めることも可能です。
防寒効果・保温効果
カーテンが持つ効果ではこの防寒、保温も大きな効果です。
冬の寒い風は「窓」から侵入してきます。
そしてそれを防ぐためにエアコンで室温を快適な温度にしても、今度はその温かい空気が「窓」からどんどん逃げてしまいます。
そんな外からの冷たい空気の侵入経路と、室内の暖かい空気の逃げ道を塞ぐのがカーテンなんです。
カーテンを防寒性・保温性の高いものにすると室内の気温が安定し、快適な環境を保ちやすくなります。
もちろん暖房器具に負担をかけなくなるので、電気代の節約にもなります。
どんなカーテンでも一定の効果がありますが、より高い効果を求めるならカーテンに裏地を付けたり、アクリル樹脂コーティングされたカーテンに替えましょう。
裏地がついているとカーテンと裏地の間に「空気の層」ができるため、空気を逃がしにくくなるんです。
(ダウンジャケットと同じ原理です)
アクリル樹脂コーティングされたカーテンは生地の隙間自体を塞ぐので物理的に遮断効果が高まります。
また、このような空気対策を行うと実は「結露」も防げます。
結露は「室内の暖かい空気」と「外の冷たい空気」が窓でぶつかることで起きるんです。
その空気をカーテンが防ぎ、室内の暖かい風が直接窓にぶつからなくなるため、結露が起きにくくなるんです。
遮熱効果
防寒保温効果のあるカーテンは冬の寒さを和らげますが、夏の暑さを和らげるカーテンもあります。
それが遮熱カーテンです。
遮熱カーテンは室内のクーラーから出た冷気をしっかりと室内にとどめて保冷する効果と、夏の太陽光が室内に入るのをできる限り遮断する効果のあるカーテンです。
太陽光を遮断すると、室内の温度が上がりにくくなり、冷房効率が良くなります。
結果、安定した室温が保たれやすく快適な室内にすることができ、電気代の節約にもなります。
この遮熱効果は1枚だと若干効果が弱いので(夏の日差しは強敵です)、遮熱効果のあるカーテンと遮熱効果のあるレースカーテンを組み合わせるのも効果的です。
2枚のカーテンでより高い遮熱効果を得られます。
遮蔽効果
意外と重要なのがこの遮蔽(しゃへい)効果です。
遮蔽というのは簡単に言うと「外から見えにくくなる効果」の事です。
特に女性だけの時間が多い家や、女性の一人暮らしの場合、室内を外から見られるのは防犯上からも、プライバシーの観点からも好ましくありません。
空き巣や泥棒は外から得られる情報で侵入する家を決めていることが多いのです。
遮蔽性の低いカーテンで部屋の中の様子が外からわかってしまうと、空き巣や泥棒に狙われやすくなってしまいます。
また、薄い遮蔽性の低いカーテンだと夜、外から室内の様子がわかってしまうことも。
どちらも困りますよね。
この遮蔽性を高めたい時は遮蔽性の高いカーテンを選ぶのも良いのですが、それだと、昼間にカーテンを閉めないといけなくてちょっと不便ですよね。
そんな時は今はやりのミラーレースカーテンや、ウェーブロンカーテンを使いましょう。
ミラーレースカーテン・ウェーブロンカーテンはレースカーテンに特殊な加工や特別な織り方を施したカーテンです。
加工によって光を跳ね返すようになっていて、柔らかい光を取り込みながらも室内を見えにくくすることができます。
夜も室内が透けないタイプもありますので、お好みで選んでください。
このようにカーテンだけではなくレースカーテンにも様々な機能が付いたものがあります。
通常のカーテンと組み合わせることでより快適な生活空間にしたり、機能を強化したりすることができます。
この遮蔽効果はカーテンの持つ効果の中でもかなり重要なポイントになります。
遮光効果
文字通り、光を遮る効果の事です。
「朝日がまぶしくて毎回早く起きてしまうし、寝覚めが悪い」
「夜、室内の様子が外からわかるのは嫌」
「夏の日差しが強くて困る」
こんなような悩みを持つ方は遮光効果の高いカーテンを選ぶことで解決できます。
また、強く遮るだけではなく、適度な遮光性のカーテンにすることで室内の明るさを調整することができます。
いくら光を遮りたいといっても昼間でも映画館のような暗さになってしまうのは困りますよね。
遮光カーテンにはいくつかの種類やランク(1級.2級.3級)があり、生活スタイルに合った遮光カーテンを選ぶことが重要です。
遮光カーテンのランクは以下の3種類を目安に選んで下さい。
3級…光を穏やかに遮る。適度に室内を暗くする
2級…強く光を遮る。寝室などに最適
1級…ほぼ完全に光を遮る。
これ以外にも裏地を付けることで室内に入ってくる光の量を調節できます。
家の立地や日当たりなどの状況に合わせて適切な遮光カーテンを選びましょう。
遮音効果
意外と侮れないのがこの遮音、防音効果。
カーテンというのは部屋の外からの音を防いだり、家の中から出る音を外に漏れないようにする効果も非常に高いんです。
(布素材のものは音を吸収するため)
壁には防音効果のある素材が入っていますが、窓には防音効果はありません。
そのため、部屋に入ってくる音や部屋から漏れる音のほとんどは窓からだと言われています。
その窓から出入りする音をカーテンが防ぐのです。
基本的には厚手で重たいものほど防音効果は高いです。
薄いものから厚手のカーテンに替えるだけでも効果がアップしますし、金属を織り込んだ特殊な防音カーテンもあります。
防ぎたい音の種類によって選ぶカーテンは変わってきますので、選ぶ際は自分の悩みや不安にあったカーテンをご相談ください。
- 外からの騒音が気になる。
- 部屋の中の音が漏れてるかもしれなくて不安…
- ペットを飼っている(鳴き声)
このような方は防音効果が高いカーテンに替えると安心できるでしょう。
防炎効果
カーテンには防炎効果のあるものも売られています。
この防炎とは「燃えない」という意味ではなく「燃えにくい」という意味ですが、この燃えにくいカーテンが万が一の際に家族や自分の身を守ります。
火事で一番怖いのは「燃焼」です。
そして通常のカーテンはとにかくよく燃えます。
「薄くて面積の広い布地素材」なんてよく燃える要素しかないですよね。
ですが、そのカーテンを防炎性の高いものにすることで、まず「万が一」が起こりにくくなります。
火のついたタバコやちょっとしたボヤがあっても、燃えにくいカーテンならそのまま火事まで至らないこともあります。
通常のカーテンではあっという間に火がついて燃えてしまいますが、防炎カーテンなら火が起こりにくいのです。
また、燃えるまでの時間も長くなるので、その間に誰かが異変に気付いて水で消化できる場合もあります。
実際の火災になってしまった際にも防炎カーテンは活躍します。
火事の際、カーテンに火が燃え移るとそのまま一気に天井まで火が広がって部屋全体を包んでしまいます。
この時間が短いと逃げる時間が無くなってしまうのです。
燃えたカーテンの煙を吸い込んで気を失ってしまうケースもあります。
ですが燃えにくい素材なら火の回りを遅くし、逃げる時間を稼いでくれます。
わずか数分の差ですが、その数分が生死を分ける場合も多いのです。
この防炎効果が重要になってくる場面というのはそうそうありませんが
(あったら困りますね)万が一の際、自分を助けてくれる重要なポイントです。
この防炎効果を高めるには様々な方法があります。
- 防炎効果が施されたカーテンを買う
- 通常のカーテンを防炎加工する
- 燃えにくい裏地を付ける
買い替える、お気に入りのカーテンをそのまま使いたい、などの要望により、人それぞれに合った方法を選んでください。
このようにカーテンには様々な効果があります。
生活に劇的な変化をもたらすものではありませんが、その効果はどれも決して小さくありません。
まとめ
カーテンは毎日接するものです。
そしてカーテンには生活を快適にするための様々な効果があります。
快適に暮らすために是非、暮らしに合った最適なものを選んでいただきたいと思います。
当店は縫製工場です。
そのため、今回ご紹介したカーテンの効果の中で「こういったものが欲しい」とご要望いただければ、お客様一人一人のニーズに合った形でご提案できます。
是非あなたのご希望をお聞かせください。
- ご相談(どういった効果を希望されているか)
- ご提案(ご希望に合ったカーテン・加工をお勧めいたします)
- 二重にする(裏地を付ける)
- 加工する(その他)
- 仕立て直し(別の窓につかう場合など)
これ以外にもなんでもお任せください。
カーテンを替えると生活が変わります。
また、気分も変わります。
カーテン、見直してみませんか?
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